現在では、1等が当たれば数億円!
そんな夢のある宝くじですが、皆様は宝くじの高額当選の歴史はご存知でしょうか。
昔から数億円でしょ?と思っているかもしれないですが、実は意外な事実が!
今回は、意外と知らない高額当選金の歴史についてまとめてみました。
実は、宝くじの当選金が初めて1億円を超えたのは平成元年。
同年の年末ジャンボ宝くじは、1等6,000万円、前後賞2,000万円の合計1億円でした。
ところで、この当選金。
実は、宝くじの当選金額は、ある法律によって規制を受けています。
それが『当せん金付証票法』。(法律の上では『当選金』ではなく『当せん金』が正しい呼び名になります)
この法律の第5条によると「当選金の総額が、発売総額の5割を超えてはならない」「一つの当選金の最高額は証票(つまり『くじ』)の額面の50万倍を超えてはならない」と定められています。
また、同じ条文には「総務大臣が世論の動向などを勘案して指定する場合は250万倍まで」とも定められているのです。
これは意外と知られていない事実でしょう。
長年、宝くじに夢を託して購入し続けている方にとっては、今は「高額当選金時代の到来」と言えるのではないでしょうか?
昭和20年に始まった宝くじ。
第1回の1等当選金は10万円でした。
昭和22年には特賞100万円とわずか2年で当選金は10倍にもなり、戦後の復興に大きな夢と希望をもたらしました。
1等の当選金が1,000万円を超えたのが昭和43年の第76回。
昭和54年からは大型当選金が設定されている宝くじの名称が『ジャンボ』になり、昭和55年のドリームジャンボ宝くじでは1等当選金が3,000万円になりました。
平成元年には大台の1億円を突破、平成11年のドリームジャンボ宝くじでは1等2億円、前後賞各5,000万円の合計3億円という夢のまた夢のような当選金が設定され宝くじファンは狂喜したものです。
平成12年には今ではすっかりおなじみになった数字選択式宝くじ『ロト6』の1等当選金が4億円に設定されて「大きく狙うならロト6」という気風が浸透しました。
平成24年の東日本大震災復興支援グリーンジャンボ宝くじでは1等3億円、前後賞各1億円の合計5億円となりました。
平成27年の年末ジャンボ宝くじは1等7億円、前後賞各1億5,000万円の合計10億円となり、また宝くじの夢が広がりました。
これからも末長く続くはずであろう宝くじ。
いつの日か、当せん金付証票法も改正されて「1等前後賞合わせて100億円!」などという夢のような時代が到来するかも知れませんね。