最近シャッター商店街という言葉をよく聞きませんか?
かつては賑やかだった場所は、失いつつある商店
しかしそんな中で、見事再生を果たした商店街があるんです。
大阪府福島区にある、福島聖天通商店街。
「売れても占い商店街」というキャチフレーズを掲げるこの商店街は、日本で初めて占いに特化した商店街です。
ここではたくさんの「占」という文字の書かれたのぼりが掲げられています。
「売れても占い館」を常設しているだけでなく、毎月第4金曜日は「売れて売れても占いデー」と名付け、20〜30人もの規模の
占い師が道にお店を出し、占いを行います。
現在この商店街を訪れている人の数は、年間6000〜7000人。
しかし、この商店街も一時は「シャッター商店街」の危機に瀕していたのです。
戦前は大阪の四大商店街として賑わっていた福島聖天通商店街でしたが、1990年代に入ってくると、その勢いは衰えて徐々に空き店舗も増え、廃れ始めていました。
しかし、そこに光が差したのは今からおよそ20年前。
この商店街で喫茶店を開いているマスターがきっかけでした。
実際に出店してみたら大当たり。マスターの元には、食事をする暇もないほど大勢の人が訪れたのです。
この成功を受け、プロの占い師を呼ぶという企画が立ち上がったのです。
2002年には、とうとう「売れても今夜は占ナイト」という、占いイベントを実施することが出来たのです。
23人の占い師が参加したこのイベントは大盛況。
最初はこの1度だけの企画のつもりだったのですが、今では「売れても占い商店街」として、1年中賑わっています。
ハード面ではなくソフト面の改良を重ね、成功した商店街として、メディアでも注目されています。
今では修学旅行生を対象にした「なにわ商人体験」など、地域貢献にも繋がる取り組みとなっています。
占い師もタロットや水晶や手相などなど、様々な方法で占いをしてくれるため、リピーターも多いようです。
皆さんも大阪の「売れても占い商店街」を訪れて、金運、そして宝くじ運を占ってみてはいかがでしょうか?