(http://tmriverball.hatenablog.com/entry/mizuho-financial-group)
宝くじに関わる業務を行っているのは、みずほ銀行だけです。
なぜみずほ銀行しか宝くじをあつかえないのか、疑問に思ったことはありませんか?
たくさんある銀行のうちなぜみずほ銀行なのか、どうしてみずほ銀行だけなのか、ここで解明していきましょう!
まずは歴史を振り返ってみましょう。
宝くじが販売されるようになったのは、終戦後。
このとき宝くじ業務を委託されていたのは、第一銀行です。
第一銀行はその後、1971年に日本勧業銀行が合併し、第一勧業銀行となりました。
2002年の金融再編時には富士銀行と日本興業銀行からなるみずほホールディングスと合併し、名前をみずほ銀行と改めます。
つまり、宝くじのあつかいはみずほ銀行の前身である第一銀行、引いては第一勧業銀行の業務であったため、そのままみずほ銀行が引き継いだというわけです。
みずほ銀行が各都道府県と政令指定都市には必ずあるというのも、宝くじの業務を委託しやすい状態にありますよね。
次に注目したいのは、宝くじの業務はみずほ銀行の独占業務として定められているということです。
ですが、発売元はみずほ銀行ではなく都道府県や各自治体などの公共団体。
販売金額のうち40%は発売元の収益に、46%は当選金に、14%が販売経費に、そしてたったの7%がみずほ銀行の収益になるのです。
7%しか手元に残らないことを考えると、宝くじの業務がみずほ銀行の独占業務だとしてもそこまでもうかっているわけではなさそうですね。
宝くじはあまりもうかる事業ではないため、みずほ銀行の独占業務になっている、と言えるかもしれません。
最後に考えたいのは、宝くじの発売元が都道府県などの自治体であること。
宝くじは公共性の高い事業だということです。
みずほ銀行はその成り立ちの歴史から、自治体との、つまり政治面でのつながりが強い銀行だと考えられます。
自治体側としても、つながりの強いところの方が安心して業務委託できますよね。
みずほ銀行は歴史ある銀行です。
歴史的な面からも、みずほ銀行だけが宝くじをあつかえる理由がよく分りましたよね。
各都道府県、政令指定都市にはみずほ銀行は必ずあります。
宝くじに関して何か困ったことがあれば、みずほ銀行を訪ねてみてもいいかもしれません。