9月2日は『宝くじの日』です。
宝くじの日には過去1年間のハズレ券を対象にしたお楽しみ抽選がおこなわれますが、宝くじの日を設けた本来の目的はただのファンサービスではないようです。
1年365日の全ての日付に『◯◯の日』という記念日がつけられていますが、
9月2日は『くじ(く=9、じ=2)』にちなんで『宝くじの日』とされています。
昭和42年に始まった宝くじの日ですが、宝くじファンにとって
9月2日は年に一度の嬉しいイベントが待っている日なんです。
なんと、過去1年間に開催された宝くじのハズレ券が『敗者復活』するのです。
9月2日に『お楽しみ抽選』の当選番号が発表され、下4ケタの番号が当選すると、
時計やお米など、いくつかの商品の中から好きな商品を選んでもらうことができます。
宝くじの日のお楽しみ抽選の対象となるのは、
前年の9月1日から当年の8月31日までに開催された宝くじのハズレ券。
ロトやナンバーズなどの数字選択式宝くじ、
博覧会などのイベント会場のみで発売されるイベントくじは対象外ですが、
スクラッチは表面に「宝くじの日記念お楽しみ抽選番号」の6ケタの数字が印字されているものは対象となります。
当選した場合の商品引き換えは、宝くじ売り場ではできません。
指定された住所に当選した宝くじのくじ券を郵送すると、
プレゼント応募用のカタログとハガキが送られてくるので、これを返送することで引き換えとなります。
あなたの自宅にも、宝くじの当選発表で惜しくも当選から漏れたハズレ券が残っていませんか?
宝くじの日のお楽しみ抽選で嬉しい商品ゲットにもう一度夢を託してみましょう。
宝くじファンにとってはハズレ券にも夢を与える『宝くじの日』ですが、
宝くじの日のお楽しみ抽選は、実はただのファンサービスのために実施されているわけではない、ある目的があるのです。
宝くじの日の目的は「時効当選金ゼロを目指すこと」。
宝くじの当選金の受取りには1年間の有効期限があり、
これを過ぎた場合には『時効当選金』となって受取りの権利が消滅してしまうのです。
史上初の1等前後賞合わせて10億円の大台を突破した2016年の年末ジャンボ宝くじですが、2017年6月末時点で1億円以上の未換金当選が8本もあるというのだから驚きますよね。
宝くじの日のお楽しみ抽選で改めて当選番号を見直し、時効当選金の発生を防ぐこと。
これが宝くじの日の本来の目的なのです。
実は高額当選を引き当てていたのに当選金を受け取っていないのであれば、こんなにもったいない話はありません。
せっかくの再確認のチャンスですから、みなさんもハズレ券の番号をもう一度だけ確認してみましょう。