血液型の話というのはどの世代でも共通にできて盛り上がる話題の一つではないでしょうか。
A型の人は几帳面、B型は自己中などその人の性格を決めつけてしまうものでもあると思います。
なんと、その血液型には医学的な根拠があるようです。
今回は血液型の医学的根拠について解明していきたいと思います。
『血液型の科学』(祥伝社)という著書の中で、「血液型と性格は医学的に関係がある」ということが明らかになっています。
その主な理由としては「血液型によって免疫力が異なる」ということが挙げられています。
血液型によって免疫力が異なるということは、罹りやすい病気と罹りにくい病気があるということです。
つまり、病気に罹らないようにするために生活の仕方が血液型によって異なっていたのです。
そして、それぞれの生活スタイルがそのまま根付いていきました。
それが現代まで続いていき、血液型による性格の違いが生じることになったとされています。
それぞれの血液型のルーツを探ると、その血液型の人々がどのように生きてきたのか、それがどのように性格に反映されているのか明らかになります。
では、一種類ずつの血液型のルーツを見ていきましょう。
A型の血液型のルーツは農耕民族でした。
農耕には、毎日水や肥料をやったり雑草を抜いたりと地道な作業が欠かせません。
それらをすべて行うには、きめ細やかな計画が必要だったと考えられます。
また、農耕は周囲の人との協力も欠かせません。
農耕民族であったというルーツがA型の「計画性がある」「几帳面」「周囲の目を気にしやすい」という性格の根拠とされています。
B型の血液型のルーツはヒマラヤの山岳地帯にある遊牧民族でした。
遊牧民族は常に移動を繰り返し、ヒマラヤという厳しい環境の中で生きてきました。
その厳しい環境では素早い決断力が必要だったと考えられます。
また、遊牧のタイミングは自分のペースで図っていたようです。
遊牧民族であったというルーツがB型の「決断力がある」「気持ちの切り替えが早い」「マイペース」という性格の根拠とされています。
O型の血液型のルーツは狩猟民族でした。
主に動物を狩り生きてきました。
生きていくためには動物を狩らなくてはならず、周囲を気にしている暇はありません。
また、動物の肉をそのまま食べるという生活に適応していたので感染症に強いとされています。
感染症に強いということは、細かいことにこだわらず、多くの人との付き合いがあったことが考えられます。
狩猟民族であったとされるルーツがO型の「自己中心的」「細かいことにこだわらない」「おおらかで人付き合いが多い」という性格の根拠とされています。
AB型はその名の通り、A型の人種とB型の人種が混ざり合いできたとされる、一番新しい血液型です。
A型の誕生が紀元前25,000年~15,000年頃、B型が紀元前10,000年頃、O型にいたっては約10万年前ですが、AB型は1,000年前に誕生しました。
2種類の血が混ざっているということで、その時によって考え方が異なることがあるようです。
B型の特徴であるマイペースさ持っていながら、それが過ぎることのないA型の周囲への目を気にしているというのが、AB型なのです。
A型とB型の2種類の血が混ざり合っているというルーツがAB型の「つかみどころがない」「二重人格」「天才肌」という性格の根拠とされています。