ニュースなどで見かける海外宝くじの超高額当選。アメリカのパワーボールでは日本円にして最大で600億円超の当選金が発生した例もあり、圧倒的な当選金を手にすることができる海外宝くじですが、日本国内から海外宝くじを購入するのは可能なのでしょうか?
2017年6月現在、宝くじの当選金の最高金額は2016年の年末ジャンボ宝くじで前後賞合わせて10億円。
これだけでも気が遠くなるような高額ですが、海外の宝くじを見てみると比較にならない当選金が支払われています。
ヨーロッパの『ユーロミリオンズ』はロトと同じく任意の数字を選択する宝くじで、選択する数字は1から50までのメインナンバー5つと、1から12までのラッキースターナンバー2つ。
2015年にはイギリスで日本円にして約166億円の当選が発生しました。
アメリカの『パワーボール』は白球に書かれた本数字1から69までを5つ、赤球に書かれたパワーボール1から26までの数字を1つ選んで購入する数字選択式で、当選発表は毎回テレビ放送される全米熱狂の宝くじです。
キャリーオーバー制度があるため、2013年には日本円で600億円超というとんでもない当選金が発生して話題になりました。
こうして比較してみると、日本の宝くじの当選金はかなり抑え気味に感じますが、販売数やくじの健全な運営を考慮すれば10億円でも十分かも知れませんね。
自宅のポストに突然届いたエアメール風の封書。
身に覚えはなくても、何やら「至急内容を確認してください!」などと印刷されているので中身を確認すると、海外宝くじの購入を斡旋するダイレクトメールだった。
こんなケースを体験した方は多いのではないでしょうか?
海外宝くじの圧倒的な当選金額を知れば、思わず一口乗ってみたくなっても当然です。
ところが、日本国内では、刑法の規定によって国内から海外宝くじを購入することが禁止されています。
国内から海外宝くじの販売代行業者に依頼して購入しても違法となるので、現実的に国内から海外宝くじを購入することは不可能です。
海外宝くじの購入を斡旋するダイレクトメールは、購入を申し込んだところで実際にくじ券を購入したのかも定かではない詐欺行為なので、絶対に申し込んだり購入手続きを取らないようにしましょう。
もしどうしても海外宝くじを購入してみたい!という方は、怪しげな代行業者に依頼するのではなく、自分自身で買い付けをしましょう。
自分自身が海外に出向いて購入し、当選金も直接出向いて受け取ることで、日本の刑法には違反しなくなります。
日本の宝くじとは比にならないビッグチャンスを手にするには、それくらいはしないとムリなようですね。