宝くじで一攫千金を手に入れたら、その後の人生はバラ色だと思っていませんか?実は宝くじでお金を手に入れても、幸せを掴むことができなかった人は少なくありません。むしろ大金に振り回されてしまい、不幸になってしまった人も実在します。今回は宝くじが当選したあとに、不遇の人生を送ることになった人物をご紹介いたします。
①カリー・ロジャーさん
イギリス在住のカリーさんは若干16才の女の子。2003年の7月に300万ポンド(3億6000万円)を獲得し、いちやく億万長者の世界に仲間入りしました。
しかし、カリーさんはまだ16才の女の子。お金の使い方について知識を持っていませんでした。獲得したお金を湯水のように消費していってしまいます。
自身の承認欲求を満たすため高価な洋服やアクセサリー、さらには豊胸手術を行うために多額のお金を注ぎ込みました。また、友達に対しても大盤振る舞いだったそうです。家や車のプレゼントだったり、10代じゃ絶対に行けないような豪華な旅へと連れて行ったりしていたそうです。
また、10代で億万長者の仲間入りしたことで、精神的なバランスも崩してしまいました。彼女は当選してからなんと二度の自殺を試みています。さらには麻薬にも手を伸ばしてしまいました。
そして、宝くじ当選からわずか6年後の2009年のことです。カリーさんはお金を全て使い果たしてしまいました。
今では3つの仕事を掛け持ち、お金のない生活の中で幸せを探しているとのこと。。
②マイケル・キャロルさん
こちらもイギリス在住のマイケルさん。2002年(当時は18才)に、なんと970万ポンド(15億円)を宝くじで獲得いたしました。容姿が端麗だったこともあり、18才のラッキーボーイをメディアは大いに取り上げていました。
宝くじに当選しメディアにも持ち上げられた結果、彼の足は地に着くことはありませんでした。そこからは絵に描いたような豪遊生活を送り始めます。
豪邸や高級車を購入しては、ギャンブルや女遊びのためにパーティーの日々を毎日のように送ります。豪華な食事にドラッグにお酒、端麗だった容姿も崩れていき、デブメンへと成り下がります。
次第に妻と娘が離れていき、ギャンブルで大損。2010年には自己破産に陥ります。いまではゴミ収集の仕事で生計をたてているそうです。
当時の状況をマイケルさんはこう振り返りました。
「あのころ頭にあったのは3つだけ。ドラッグ、セックス、金だ」
宝くじで人生が狂った典型的な例ですね。。。
若くして大金を手にした男女のエピソードをご紹介しました。宝くじが人生を必ずしも幸せにするわけでは無いことがよく理解できますね。また今回ご紹介した2人は10代だったので、やはりお金に関する知識が乏しいため、お金に振り回されてしまったようです。みなさんは大金を獲得しても道を踏み外さないように、信頼できる人に相談する対処法を考えておきましょうね。