「当たる確率が低いことは分かっている」でも当たったときの姿を想像し、ついつい買ってしまう宝くじ。実際のところ、当たる確率や書い続けて利益が出るのかを、ちゃんと計算したという方は少ないと思います。今回は宝くじを買うことが「実は無駄遣いなんじゃないか?」と疑問を感じている人向けに、宝くじの本裏側をご紹介します。
結論から言いましょう。宝くじを買うと、統計学的には損をします。これは間違いありません。今まで宝くじを買い込んでいた人にはショッキングな事実を、押し付けるようで申しわけありません。でも、あくまで統計学的にはそうなっているので仕方ありません。
でも、あなたも薄々感じてはいましたよね?競馬やボートレースと同じように、宝くじも結局は胴元が一番儲かるように設計されています。
平均的にどれくらいの当選金が当たるかは期待値で表すことができます。宝くじの例を出しましょう。賞金1,000円が当たるくじが2本、200円当たるくじが10本、ハズレくじが88本の合計100本の宝くじがあったとします。1本購入するのに50円かかる設定です。
この宝くじ1本を買うごとに期待される賞金は40円。つまり、統計学てきには買えば買うほど10円の損をしていることになります。
計算式
(1000×2+100×20+88×0)÷100=40円
どの宝くじもくじ一本の値段が期待値を上回るようになっています。つまり、購入者が損するようになっているのです。統計学的な事実としては“宝くじは無駄遣い”で間違いはありません。
統計学的に期待値を考慮すれば、宝くじを買うことはないですよね。しかし、何億もの当選くじを引き、人生が180度変化した方たちは確かに存在します。毎年誕生しています。宝くじを買わなければ、当選する可能性は0%ですよね。
そもそも宝くじ購入で支払う金額は数百円から数千円。カフェでお茶するお金を節約したり、電車賃を浮かすために一駅分歩いてみたりすれば簡単に捻出できます。人生に大きな影響を与える金額ではないです。
人生におけるわずかな出費で、人生が変化する夢が見られて、現実に変化させる力を宝くじは持っています。「○億円当たった!!?」と、思わず心臓が止まりそうなハプニング、あなたは体験したいと思いませんか?