宝くじって一種のギャンブルですよね。
お金を払って買ったもので損をするか得をするか、それは買うときには分からない。
つまり当たるかどうかの賭けをしていることになります。
ギャンブルに関わることには、いくつも決まりがあるものです。
ギャンブルである宝くじを、子どもが買うことはできるのでしょうか?
宝くじの購入に年齢制限はあるのでしょうか。
実はそれは宝くじの種類によって異なります。
年末ジャンボやオータムジャンボのようなジャンボ系の宝くじには、年齢制限はありません。
子どもでも買うことが出来ます。
他にもキャラクターが書かれているキャンペーンのくじや、100円で売っている季節限定のくじなども購入に年齢制限はありません。
しかし、サッカーくじであるtotoには年齢制限があります。
totoを子どもが買うことは出来ないのです。
この年齢制限のあるなしには、どのような違いがあるのでしょうか?
年齢制限をつけるかつけないか、その判断基準は主に2つあると考えられます。
1つ目は、ギャンブル性が高いかどうかということ。
ジャンボ系の宝くじは、当たると思った数字を買うだけです。
ですがtotoなどのスポーツくじは、どこか勝つのか、どのくらいの得点が出るのかといったことを予想してくじを買います。
スポーツくじは仕組みが難しい上に、賭けの要素が強いですよね。
競馬や競輪、競艇なども同じように勝ち負けを賭けるもの。
これらも購入には年齢制限がありますよね。
スポーツくじのギャンブル性の高さは子どもには刺激が強すぎるという理由で、totoには年齢制限が設けられているのです。
2つ目の理由は、税金にあります。
子どもは個人で所得税や住民税などを支払う必要がありません。
ジャンボの当選金は非課税であるため、税金に関する問題が子どもに発生することはないでしょう。
ですが、totoなどの当選金は一時所得の課税の対象なのです。
そうすると、税金を支払う必要のない子どもにも課税しなくてはいけなくなりますよね?
このような矛盾が生じないようにするためにも、スポーツくじには年齢制限が設けられているんですね。
宝くじは誰でも気楽に楽しめるもの。
スポーツくじなどの購入に年齢制限が設けられているのには、子どものことを考えた理由があるのです。
ですが宝くじ売り場によっては保護者同伴でないと子どもは買うことが出来ない、という場所もあります。
どうしても買いたい売り場があるのなら、そこのルールがどうなっているのかきちんと確認しておくといいかもしれません。