2016年の年末ジャンボでは最高10億円の超ビッグな当選金が話題となり、宝くじは今までにも増して『一獲千金』の夢が膨らむものとなりました。
ところで、今みなさんが買い求めている宝くじは、どのような起源があるのかはご存知でしょうか?
資料:箕面富突の図 『摂津名所図絵』
おそらく学校で習った程度でいえば、江戸時代に流行した『富くじ』をイメージする方が多数かとは思いますが、実は宝くじの起源はもう少し前にさかのぼります。
宝くじは、今から約400年も前の1624年、現在の大阪府箕面市にある瀧安寺が開催した日本最初の富くじが起源だと言われています。
木製の札を用いた箕面富は、健康祈願と行く末の幸せを祈願する行事であり、現在のような少額で一獲千金を狙うといった趣向ではありませんでした。
後に富くじの文化は都市部へと伝播し、少額で一獲千金を狙う現在の趣向と同じものへと変化しました。
幕府による制限や禁止、戦時中の資金調達のための復活などを経て、当せん金付証票法という法律の規制の下で現在の『宝くじ』として販売されています。
宝くじの起源となった瀧安寺の箕面富。
約400年も昔の行事でしたが、現在では、毎年10月10日には古い文献などを参考に復活した箕面富が開催されています。
江戸時代から瀧安寺に伝わる木箱にたくさんの札が入っており、住職がキリで突いて当たり札を選びます。
箕面富は健康祈願の行事なので、さすがに大当たりが的中しても億万長者にはなれませんが、ご利益の高い『大福御守』がもらえます。
宝くじ発祥の地である瀧安寺で、古来からの方法によって導かれた大福御守をゲットすることができれば、お金に代えることができない健康と行く末の幸せを手にすることができるでしょう。
宝くじファンであれば、大福御守のご利益で高額当選ゲットを祈願したいところです。
当選祈願の名所は数あれど、まさに元祖宝くじである瀧安寺は最強の運気アップをもたらしてくれるはずです。
10月10日といえば、2017年はオータムジャンボに代わって販売されるハロウィンジャンボ宝くじの発売日前日になります。
ぜひ瀧安寺の箕面富でハロウィンジャンボ宝くじの当選を祈願して、大福御守の的中を目指してください。