2017年8月、アメリカの宝くじ「パワーボールで」史上2番目となる高額当選者が出たことが分かりました。その金額は、なんと約830億円。「パワーボール」とはどんな宝くじなのか、どんな人が当選したかなどを詳しくご紹介します!
2017年8月23日、アメリカの宝くじ「パワーボール」は、史上2番目の高額当選者が出たことを発表しました。
「パワーボール」とは日本のロトのような宝くじで、6つの数字を選んで、当たっていれば当選金がもらえる仕組みです。
当選者がいない場合は、次回に繰り越しされ、当選額が膨れ上がるのが特徴です。
そんな「パワーボール」で約7億5,870万ドル(約830億円)の大当たりを出したのが、病院に勤務する53歳の女性、メイビス・ワンジットさん。“ただの夢”として購入した宝くじが偶然高額当選し、長年勤めた病院を早期退職したそうです。
「パワーボール」で高額当選するには、「ジャックポット」といって6つの数字がすべて当たらなくてはいけません。
当たる確率は、約2億9,200万分の1と言われています。運がいいどころではなく、もはやありえない確率です。
今回の当選金は830億円ですが、全額を一括で受け取れるわけではありません。
日本は一括で当選金を受け取るのが一般的ですが、アメリカは当選金の60%を一括で受け取るか、29年間の分割で受け取ることになります。
どちらか好きなほうを選択可能で、今回当選したワンジットさんは一括で受け取ることを選びました。
アメリカの宝くじは課税対象となっており、39.6%が連邦税として差し引かれます。
そのため、メービスさんが受け取る金額は約500億円になります。
330億円分がなくなってしまいますが、それでも500億円あれば生活に困ることはないどころか、自由な暮らしを満喫することができます。
キャリーオーバーによって高額当選が可能な「パワーボール」。
当たる確率は極めて低いですが、夢のある宝くじです。
日本ではここまで桁違いの当選金を受け取ることは難しいですが、宝くじで人生が変わったという人の話を聞くと「自分も…!」と思ってしまいますよね。