一時期その当選額の大きさが話題となり、日本でもたびたび報道されたパワーボールをご存じですか?
パワーボールとは、アメリカで発売されている宝くじの名前です。
購入者はまず宝くじを買います。
そして1~59までの数字の中から5つと、1~39までのパワーボールの中から1つの、合計6つの数字を選択します。
全て当たれば1等となります。
1等当選確率は約1億4600万分の1とのこと。
日本のロトと同様に、いくつかの数字を選択し、数字が当たっていれば、当選金を獲得できるシステムですが、日本のものと大きく違うのは、日本のロトでは当選上限金が8億なのに対し、アメリカ宝くじでは当選上限金はない点です。
このパワーボールは、当選者が出ないと、その繰越金とくじの売上額に応じて当選金がどこまでも上がっていく仕組みなのです。
2016年1月途中までに、アメリカの宝くじの賞金額としては史上最高の15億ドル(約1770億円)に膨れ上がったほどです。
1億円でもあたればかなり贅沢できますが、1770億円となるともはや個人が持つには想像のつかないレベルですよね。
そして「パワーボール」の抽選会が米東部時間の1月13日夜に実施されました。
当選番号は08、27、34、04、19とパワーボール番号とされる10でしたが、とうとう1等当選者が出たと報道されました!
最終的に膨れ上がった金額はなんと約1826億円!
ですが少なくとも3人の1等当選者が出たために、これを3分割したとのことです。
一人当たりの当選金額はおよそ600億円にも上ります。
1億円が600回分使えるとなると…使っても使い切れないような気がしますね。
受け取り方としては、一括で受け取ることはもちろんですが、年金として数十年にわたり少しずつ当選金を受け取るという方法もとることができます。
多くの方は大金に目がくらんで一括で受け取るようですが、少しずつ受け取ればある程度無駄遣いをしなくて済むという利点があるところは良いですね。
夢の1等に当選し、高額賞金を手にしたとしても、そこにアメリカでは重い税負担がかかってきます。
日本では、当せん金付証票法13条に「当せん金付証票の当せん金品については、所得税を課さない」とあるように、当選金に関しては非課税となります。
しかしアメリカでは実際に受け取る金額はかなり減ってしまいます。高額当選なら尚更です。
まず600ドル未満の当選は無税になるのですが、600ドル以上の当選には連邦税等がかかってきます。
そこに各州の州税がかかってきます。
そうなってくると当選金額の6割程度しか手元に残らないことになりますね。
しかし、上記で述べた年金方式で受け取れば、一括では受け取れませんが最終的に満額を受け取ることができるのでやはりこちらの方法がおすすめですね。
とはいえ、数十億からうまくすれば数千億の当選金を手にする可能性があるパワーボールです。
パワーボールの金額と比べると、なんだかジャンボ宝くじの1等が身近に感じてきませんか?
夢の億万長者生活の可能性はあなたにもありますよ!